JAFPA NEWS(会報)

JAFPA NEWS Vol45

高山植物写真コンテスト 最優秀賞

最優秀賞
「ダケカンバ」 片桐勝彦(駒ヶ根市)
「ウラジロナナカマド」 片桐勝彦(長野県)

特報

去る4月29日(みどりの日)、東京・新宿御苑にて、日本高山植物保護協会は長年の保護活動等の功績により、環境大臣表彰を受けました。表彰式には白 会長ならびに林野事務局次長が出席し、賞状と記念品をいただきました。 法人として新たなる門出に、大変嬉しいニュースとなりました。会員の皆様と共にこの栄誉を分かち合いたいと存じます。


NEWS

JAFPAが特定非営利活動法人(NPO)になりました。

平成15年11月山梨県で法人設立総会を開催、多くの会員からの賛同を得て法人申請を山梨県に提出いたしました。約4カ月の間、審査・公示の期間を得て、このたび無事に法務局への届け出を済ませました。長い間の法人化への働きかけは紆余曲折あり、昭和60年6月、団体設立以来19年、ようやく念願がかない成人となり、新たな出発をすることになりました。  平成16年4月より特定非営利活動法人(NPO)となって、新しく生まれ変わったのです。これもひとえに長い間協会を支えてくださった会員の皆様のお力の他ありません。  本部役員、事務局一同心より深く感謝申し上げると共に、心新たに高山植物保護の運動を推進するため、なお一層の努力をして参ります。会員の皆様どうぞよろしくお願い申しあげます。 JAFPAの保護運動はこれまでの事業を継承しつつ、なお新たな活動を展開していきます。


環境大臣より表彰されました

入 選「チングルマ紅葉」村上浩二(五所川原市)

日本高山植物保護協会は長年の保護活動等の功績により、 環境大臣表彰を受け、賞状と記念品をいただきました。

お知らせ

◎平成16年度の観察山行はNPO法人設立記念事業として次の通り開催いたします。平成16年7月17日~19日の日程で北海道、日高山系アポイ岳で行います。現在、会員の皆様には既に募集通 知を送付していますが、募集定員は40名です。アポイ岳には絶滅危惧種の高山植物のヒダカソウがあります。ヒダカソウは季節的に少し遅い時期ですが、他にも貴重な高山植物が多くあり楽しめます。今回の観察会は様似町の田中正人様ならびにアポイファンクラブの方々にお世話になります。

◎平成16年度総会は平成16年5月30日、東京平河町の都市センターホテルで開催します。法人設立後の第1回目の総会です。記念講演は国立環境研究所の主任研究員名取俊樹氏を予定しています。演題は「北岳の植物の垂直分布とキタダケソウ」です。会員の皆様のご参加をお待ちしています。


高山植物写真コンテスト・優秀賞・入選作品

優秀賞「チョウノスケソウ」本條武志(東京都)
優秀賞「チョウノスケソウ」本條武志(東京都)
優秀賞「エゾカンゾウ」藪 利英(大阪府)
優秀賞「エゾカンゾウ」藪 利英(大阪府)
入賞「チシマアマナ」本條武志(東京都)
入賞「チシマアマナ」本條武志(東京都)
入賞「シラネアオイ」纐纈麻寛(岐阜県
入賞「シラネアオイ」纐纈麻寛(岐阜県)
入賞「シラネアオイ」纐纈麻寛(岐阜県)
入賞「シラネアオイ」纐纈麻寛(岐阜県)

総評

前回にも増して入賞作品は粒揃いである。最優秀賞「ウラジロナナカマド」は無駄 のない構図で、宝剣岳の初秋のさわやかな空気感がよく出た作品である。優秀賞の2点はアップとロングで対照的であるが、それぞれ花の特徴をよくつかまえている。強いて言えば「チョウノスケソウ」の写 真は右の花のない部分をカットすればさらによくなる。入賞作品も優秀賞とはわずかかな差であった。ただ、残念なことに応募作品のほとんど常連ばかりなので、次回はぜひ、多くの新人の会員の応募を期待するところである。(村松正文)


高山植物一口メモ

キタダケソウ
キタダケソウ

日本高山植物保護協会のシンボルなので、知らない人はいないと思いますが、富士山の次に高い南アルプス北岳南東斜面 にのみ咲く白い花です。しかし、標高3000mの高山で梅雨の時期、雪解けと同時に咲き出すため、あまり人の目にふれませんでした。発見され学会に発表されたのも大分新しく、昭和初期になってからでした。 花は2~3cmくらい、花茎の先に一花だけつけます。花弁の先がすこしへこみ、葉は細かく裂け、先端が丸みを帯びて重なるようについています。よく間違えられるハクサンイチゲは花茎の先の花は数個つき、葉は細かく裂け、先は尖ります。国内には同属に北海道のヒダカソウとキリギシソウがあります。絵・遠山若枝  文・村松正文 

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