JAFPA NEWS(会報)

JAFPA NEWS Vol.71

「日本高山植物保護サミット」(静岡市・「あざれあ」)
「日本高山植物保護サミット」(静岡市・「あざれあ」) 写真提供:塩沢久仙氏

会員増加を図るための一考察

理事 甲斐 祥生

春が来て山野には草花が開花の出番を待っております。夏山の登山シーズンには見事な色とりどりの花が登山者の目を楽しませてくれることでしょう。

しかるに、これらの貴重な植物を守るべく当協会があるにもかかわらず、一部の不心得者による花の持ち帰りや盗掘が後を断ちません。

私共会員が監視をしたりして保護するには最近のメンバー不足ではいかんともしがたいのが実情であります。

では、会員を増やすにはどのようにしたらよいか。これは非常に難しい問題でありますが、私なりの考えを記してみたいと思います。

  1. メンバーになってもなんのメリットもないとなかなか入会してもらえないと思いますので、違反者に対して注意できる法的な権限を付与することが必要でしょう。(バッチや腕章をつける)
  2. 会員に、友人・知人で山好きの人を勧誘してもらう。
  3. 登山者の多い山の登山口でパンフレットなど配って入会をすすめる。(マンパワーと費用が必要となる)
  4. 支部のない地区に支部を設ける。
  5. 日本山岳会に協力して頂く。
  6. 日本登山学会に広報する。(8 と関連)
  7. 全国の大学の山岳部・登山同好会・ワンダーフォーゲル部などに紹介する。
  8. 山岳診療所を設けている医系大学にPRする。( 6と関連)
  9. 中高年者の登山ブームに乗じて公開講座を各支部で催し会員の募集を行なう。
  10. 近年のハンターの減少による野生獣、特に鹿・猪の著明な増加による草花の被害は甚大であり、山野に詳しい人の団体である全日本猟友会にも入会を求める。

これらを実行するためには若いメンバーにワーキンググループを作ってもらい実務を担当して頂くのも一つの方法と思います。

以上、少しでも参考になれば幸甚です。


かけがえのない自然と花たちのために【日本高山植物保護サミットを開催】
天空のお花畑で何が起きているのか?

プログラム
*基調講演
四国「三嶺」における高山植物保護対策とニホンジカの影響について
講師:依光良三氏 高知大学名誉教授
三嶺の森を守るみんなの会代表
*シンポジュウム・パネリスト
赤沼 健至氏 北アルプス燕山荘グループ代表
有山 義昭氏 環境省 北アルプス自然保護官
鵜飼 一博氏 南アルプス高山植物保護ボランティアネットワーク
杉本 憲昭氏 北丹沢山岳センター所長
中村 仁氏 環境省 南アルプス自然保護官
依光 良三氏 基調講演 講師
(五十音順)
*コーディネーター
白簱 史朗氏 NPO法人日本高山植物保護協会会長 山岳写真家

平成25年3月23日(土)、静岡県男女共同参画センター「あざれあ」において、南アルプス高山植物保護ボランティアネットワークと当協会が主催し、静岡県の共催を得て「日本高山植物保護サミット」が、このような催しとしては全国で初めて開催されました。

会場の静岡県男女共同参画センター入り口には、本日の立て看板が掲げられ、受付は六階会場に出され、ホールの通路には全国各地から寄せられた、現在の自然環境の状況や自然保護活動への取り組み等を解説したパネルが展示されました。

「大空に一番近い場所で、儚くも美しく咲き誇る、高山植物たち。今、極限の環境を生き抜く花々が、消滅の危機に追い込まれています。この深刻な事態について全国の事例を参考に一緒に考えてみませんか?(開催パンフレットより)」と全国の自然愛好家や一般市民に呼びかけたところ、当日は静岡県の森山副知事をはじめ多くの御来賓の皆様と、大勢の自然愛好家や高山植物に関心を寄せる人々など、200人余りが参加するほどの盛況で、改めて高山植物に代表される日本の自然に対する関心の深さをうかがい知ることができました。

サミットは、主催した日本高山植物保護協会白簱会長の挨拶に続き、森山静岡県副知事が、静岡県の自然環境の現状や問題点、それに対する行政としてのさまざまな施策や、未来に向けた展望が話された後、上記のプログラムにしたがって現在日本各地で起こっている山岳環境の異変やその対策について報告や提案がありました。

依光氏はその活動地域である四国「三嶺」を例にとって、この中空地帯で、近年急増しているニホンジカによる被害状況や、それに対しての取り組みの様子を、「どう守る三嶺・剣山系の森と水と土」という詳細な資料やプレゼンテーションにより分かり易い基調講演をいただきました。

シンポジウムでは、NPO法人日本高山植物保護協会の白簱会長がコーディネーターを務め、南北のアルプスを中心にそれぞれの地域で自然保護に取組んでいる皆様をパネリストとしてお招きしました。はじめに依光氏は基調講演で語れなかった事象の細部までの解説を、赤沼氏は山に住んでいて誰よりも野生動物たちとかかわりの多い立場から、野生動物たちとの時間をかけた交流により共生できる方法等を熱く語り、環境省自然保護官である有山、中村、の両氏は、豊富なデータに基づき、これからシカの増殖が見込まれる北アルプス、殖え続けるシカの対策に腐心する南アルプスの現状と未来、それに各種施策を細かな数値データにより説得力のある活動指針を提案されました。古くからニホンジカに悩まされている丹沢の杉本氏は活動の基本をボランティアに置き、じっくりと腰を据えた活動の大切さを教えていただきました。

最後に鵜飼氏はそのホームグランドである、南アルプス南部で行われている、ニホンジカ対策、表土流失防止作業等の詳しい状況を非常に分かり易く、しかも臨場感溢れる動画で伝えてくれました。

このようにパネリスト各氏がそれぞれの地域と立場から、現状報告、問題解決方法等現場を踏まえた上での意見は、これからの人間と野生動物との関係をどのように保ち共存、共栄してゆくかに、大きなヒントと暗示を与えてくれました。

シンポジュウムの後半は会場の参加者からも意見をいただき、各種の自然保護対策への取り組みは、行政と民間が一体となりそれぞれの役割を果しながら官、民、学それに産業界の協力も得ながら一体となって取組んでゆく必要がある等、活発な意見交換がなされ、「もっと時間が欲しい」と誰もが思いながら、全国初の試みは大成功のうちに終了いたしました。

このたびのサミット開催にあたっては、南アルプス高山植物保護ボランティアネットワークと当協会の静岡支部の皆さんに、準備から当日の運営まで大変ご努力を頂きました。改めて敬意と感謝の意を表します。


【協賛事業】南アルプス山岳フェスティバル

第28回国民文化祭「ふじの国やまなし国文祭」が本年1月から山梨県内の各地で開催されていますが、この国文祭事業の一つとして南アルプス山岳フェスティバルが平成25年8月3日(土)~8月5日(月)に開催されることとなりました。

当会では、この事業を協賛事業とすることとし、会員の皆様に参加を呼びかけることとなりました。

なお、この事業に関するお問い合わせは、下記にお願いします。

第28 回国民文化祭南アルプス市実行委員会事務局
〒400-0492 山梨県南アルプス市鮎沢1212 番地(南アルプス市教育委員会生涯学習課内)
TEL.055-282-7778 FAX.055-282-6427
E-mail kshogai@[アットマーク]city.minami-alps.lg.jp
南アルプス市ホームページ http://www.city.minami-alps.yamanashi.jp/
南アルプス芦安山岳館ホームページ http://www.minamialps-net.jp/MUSEUM/
NPO 芦安ファンクラブホームページ http://www.nus.ne.jp/~afc3193/

8/4(日) 南アルプス山岳フェスティバル

南アルプス国立公園指定50周年記念式典
時間 13:00~14:00
会場 桃源文化会館桃源ホール
講演会
講演会 演題「山が家族を育ててくれた」~南アルプスいい仕事してますね~
時間 14:00~15:00
会場 桃源文化会館桃源ホール
講師 中島 誠之助氏
1938年東京に生まれ、「骨董屋からくさ」40年の経験を生かして古美術評論を展開、古伊万里磁器を世に広めました。TV「開運!なんでも鑑定団」に出演、「いい仕事してますね」を決めセリフに、鋭い鑑定眼と歯切れのよい江戸っ子トークで人気者に。
また、山岳にも造詣が深く、若い頃から自然に親しみ、甲斐犬を愛し、家族ぐるみで登山を楽しんでいます。中でも、南アルプスの山々は幾度となく登山するほどのお気に入り。
山岳関係の著書も執筆しており、演題にもなっている「山が家族を育ててくれた」を出版。
シンポジウム
シンポジウム テーマ:南アルプスの魅力と山岳文化を語る「知ろう!歩こう!輝く南アルプス」
時間 15:30~17:30
会場 桃源文化会館桃源ホール
パネリスト 古美術鑑定家 中島 誠之助
山岳写真家 白簱 史朗
元財団法人国立公園協会理事長 瀬田 信哉
環境省
南アルプス市長 中込 博文

南アルプス山岳フェスティバルフォトコンテスト

展示 平成25年8月3日(土)、4日(日) 9:30~17:00
会場 桃源文化会館 桃花・桃源・桃李の間
表彰式 平成25年8月4日(日) 15:10~15:30
会場 桃源文化会館 桃源ホール
募集要項
募集要項
趣旨 南アルプスの山々の魅力を多くの人に知ってもらえるよう山岳フェスティバルを開催し全国に発信します。
事業を展開し、交流と親睦を深め、地域の活性化につなげるとともに、南アルプス山岳文化の継承と豊かな自然の保護を啓発していきます。
事業内容 全国から南アルプスの写真の作品を募集し、入選作品を展示するとともに入賞者を表彰します。
作品テーマ 南アルプスの山々の「風景」「動物」「植物」をテーマとした写真
募集期間 平成25年4月1日(月)~5月31日(金)(当日消印有効)
応募規定 (1)応募点数1人2点以内(入賞は1人1点)
(2)応募資格 制限なし(どなたでも応募可)
(3)作品の規格等
  • 1)応募作品は未発表のものに限ります。
  • 2)プリント四つ切りまたは四つ切りワイド(カラー・白黒を問わず)またはA4サイズの写真用紙に限ります。
  • 3)組写真、合成写真、スライド、額装、パネル貼り及び台紙貼りは不可。
  • 4)デジタル写真可。
(4)留意事項
  • 1)応募作品の版権及び著作権、使用権は主催者に帰属します。
  • 2)応募作品は原則として返却しません。(ただし、特に希望する場合は応募者負担で返却可能)
  • 3)他者の知的財産権及び肖像権を侵害しないものに限ります
※被写体の肖像権侵害等の責任は負いかねますので、応募に際しては必ず被写体の承諾を得てください。
※作品の規格等 1)及び、留意事項 3)に抵触した場合は、入選・入賞を取り消します。
(5)応募に要する費用 無料
応募方法等 (1)提出先
〒400-0241 山梨県南アルプス市芦安芦倉1570
TEL:055(288)2125
南アルプス芦安山岳館内
南アルプス山岳フェスティバルフォトコンテスト係宛
(2)公募方法 郵送(宅配便含む)または直接持参
※作品の提出・返却に要する費用は、応募者の負担とします。
(3)応募書類 応募作品には、次の書類を添えてください。
  • 1)応募用紙(A)
  • 2)作品貼付表(B)(1点につき1枚必要)
審査 次の審査員により審査を行い、入選・入賞作品を決定します。審査結果については、入選・入賞者のみ直接通知します。なお、審査及び審査結果についての問い合わせ及び異議は受理しません。
審査員 白簱 史朗
山梨県知事賞
第28回国民文化祭山梨県実行委員会会長賞
山梨県教育委員会教育長賞
南アルプス市長賞
第28回国民文化祭南アルプス市実行委員会会長賞
南アルプス市教育委員会教育長賞
展示 作品の展示は主催者が行います。なお、展示方法についての異議は受理しません。
【期間等】
平成25年8月3日(土)~8月4日(日) 9:30~17:00
【会場】
桃源文化会館 桃花・桃源・桃李の間
※8月5日以降は南アルプス芦安山岳館に展示します。
保管 受理した応募作品については、十分注意して保管しますが、やむを得ない事故に対しては、その責を負いかねますので、ご了承ください。

平成25年度高山植物観察山行(作業体験含む)実施要領

今回の観察山行は、三ツ峠ネットワークのご協力をいただき、三ツ峠のアツモリソウなどの生育する草原の多様性を保全するために、ササやテンニンソウなどの除伐作業などをこの7年間ほど行ってきたことにより、生態系のバランスが回復してきていることをご覧いただくとともに、植物観察を兼ねて、実際にその保全作業を体験してみていただく計画を立てました。

多数の皆様のご参加をお待ちしております。

日時 平成25年6月15日(土)~16日(日) 1泊2日
6月15日の日帰り参加もできます。
観察場所 三ツ峠山の山頂周辺
宿泊場所 三ツ峠山荘
参加費 宿泊参加者 9,000 円
(宿泊代、夕食代、朝食代、16 日の昼食代を含みます。)
日帰参加者 参加費は、必要ありません。
※ 15日の昼食等は、各自でご用意ください。
募集人員 30名
募集締切 平成25年5月15日(水)期日前でも定員になりましたら締め切ります。
参加の可否については、5月25日までに連絡します。
集合場所 三ツ峠山登山口(河口側)トイレ前 午前10時30分
国道137 号線新御坂トンネル河口側出口より県道を上り、三ツ峠登山口バス停先で西川新倉林道に入ると、駐車スペースのある登山口にトイレがあります。
電車・バスを利用される方は、河口湖駅発9時40分天下茶屋行き富士急バス三ツ峠登山口10時5分下車後、集合場所まで徒歩15分ほどです。
解散方法 日帰参加者は、15 日午後4 時山荘にて解散となります。
宿泊参加者は、16日昼食後の午後1時山荘にて解散となります。
下山方法 集合場所まで歩きタクシーを利用するか、又は富士急三ツ峠駅か河口湖駅まで歩くなど、各自ご計画願います。(バスは、午後運行していません。)
山頂周辺の見所と作業内容
  • 6月中旬になると、アツモリソウ、カモメラン、スズラン、マイヅルソウ、ルイヨウボタン、ヤマトユキザサなどが見られます。
  • 15日は昼食後、午後1時よりアツモリソウ生育地の保全活動を紹介してから、テンニンソウやヤマドリゼンマイなどの除伐作業を実際に体験してもらいます。
  • 宿泊者は夕食後、座学として、三ツ峠山における山岳信仰の紹介と、高山植物の保護活動についての話し合いを行います。
  • 翌日は朝食後に、屏風岩下や山頂周辺の植物観察を行いますが、前日に引き続き除伐作業を行っていただくこともできます。
申し込み・問い合わせ
  • E-mail、Fax、又は官製ハガキに下記事項を記載して申込期限までにお申し込みください。
    (1)住所、氏名、年齢、電話番号(携帯電話番号)、会員番号(一般参加者は不要)
    (2)登山経験、健康状態、集合場所までの交通手段、その他特記事項
  • 申し込み・問い合わせ先
    〒400-0027 山梨県甲府市富士見1 丁目3-28 NPO 法人日本高山植物保護協会
    TEL & FAX 055-251-6180 E-mail : info@[アットマーク]jafpa.gr.jp

平成25年度高山植物観察山行実施要領

今年度の観察山行は、6月の三ツ峠山の山頂周辺と、栂池自然園・八方尾根コースの2回計画しました。こちらの計画は北アルプス白馬周辺の栂池自然園、八方尾根コースです。ユキワリソウ、キンコウカ、ハクサンチドリ、ムシトリスミレ、ミヤマムラサキ等の可憐な高山植物に出会えると思います。

多数の会員皆様のご参加をお待ちしております。

日時 平成25年7月28日(日)~29日(月)
観察場所 栂池自然園、八方尾根(八方池山荘?八方池)周辺
宿泊場所 白馬村八方周辺のホテル
参加費 当協会会員 20,000 円 一般参加者 21,000 円
(宿泊費、翌日の昼食代、バス代、保険料、写真代、その他)
28日の昼食は各自持参してください。
募集人員 28人
募集締切 平成25年6月14日(金)期日前でも定員になりましたら締めきります。
参加の可否については、6月25日(火)までに連絡します。
集合場所 大糸線 白馬駅前
甲府駅前からマイクロバス利用を希望する方は、甲府駅南口
集合時間 7月28日(日)大糸線白馬駅前 午前10時00分
甲府駅南口バス利用者 午前 7時00分 (28人乗り)
マイクロバス利用者はバス代別途徴収します。(約7,000円)
日程 【28日】
ゴンドラリフト、ロープウエイ、栂池自然園散策 白馬村宿泊
自然園散策 約2時間~3時間
【29日】
リフト利用で八方池山荘から八方池往復 歩行時間 約4時間
白馬駅前解散 16:00 頃の予定
甲府駅前からのマイクロバス利用者は、甲府駅南口解散19:00 頃の予定
携行品 一般的な服装で、雨具、防寒具、非常食、懐中電灯等持参のこと
申し込み・問い合わせ E-mail、Fax、又は官製ハガキに下記事項を記載して申込期限までにお申し込みください。
(1)住所、氏名、年齢、電話番号(携帯電話番号)、会員番号(一般参加者は不要)、集合場所(白馬駅前か甲府駅前)
(2)登山経験、健康状態、その他特記事項
申込み・問合せ先 〒400-0027 山梨県甲府市富士見1丁目3-28  NPO 法人日本高山植物保護協会
TEL & FAX 055-251-6180  E-mail:info@[アットマーク]jafpa.gr.jp

日本各地の高山植物No.9 中部山岳地方5

タカネヤハズハハコ(キク科)8月
別名はタカネウスユキソウ、雌雄異株の多年草でヤマハハコの仲間。
チングルマ(バラ科)7~8月
常緑の低木で山岳にはたくさんあります。実に付いた長い毛を、稚児が遊ぶ風車に見立てた様です。
ツガザクラ(ツツジ科)6~8月
葉の形がツガに似て、花の色がサクラに似ているから。
ハクサンイチゲ(キンポウゲ科)6~8月
日本の高山植物では最もポピュラーな花です。「一華」と言っても数個花をつけます。
ハクサンコザクラ(サクラソウ科)7~8月
加賀の白山で見つかりました。サクラソウを代表する種です。
ハクサンフウロ(フウロソウ科)7~8月
スッキリとした筋の入った美しい五枚の色鮮やかな花弁です。時折り白花を見ます。

高山植物一口メモ[ミズバショウ・さといも科]

ミズバショウ(さといも科)
本州中部以北の湿原にはえる無茎の多年生草本で、群落をつくる。特に尾瀬と信州の奥鬼無里は、圧巻。春、雪解けを追って、雪白色の仏炎苞に包まれ、高さ20cm 位の花序を出す。花は棒状の花軸上に、淡緑色の小花が密集する。花後、葉は1m の長さに延び、水芭蕉の名の由来になっている。
ヤチダモの新緑の下に咲く、奥鬼無里の水芭蕉は、水彩画をみるような美しさがあるが、何といっても、水芭蕉は、尾瀬が似合う。残雪に彩られた至仏山をバックに、流れの中にゆれる水芭蕉が一番美しい。そして、それは、鏡のような澄みきった水面に写る水芭蕉も美しいが、ほとばしる雪解けの水に、春の息吹を感じる躍動感あふれる水芭蕉が好き。
久しぶりに、今年の春は、そんな水芭蕉に会いに行きたいと思っています。(文と写真 大内京子)

皆様からのお便りを募集しております

情報誌JAFPAへ掲載する会員の皆様からの便り「会員からの便り」を募集しています。

文字数は、600字程度で、写真もありましたら一緒にお送りください。「便り」には、会員番号、氏名、住所を必ず記載してください。なお、応募いただいた作品、写真はお返しできませんので、ご了承ください。


JAFPA会報誌をダウンロード

JAFPA会報誌をダウンロードいただけます。全文確認されたい方は、ダウンロードしてご利用下さい。

JAFPA会報誌全文ダウンロード
このページのトップに戻る