JAFPA NEWS(会報)

JAFPA NEWS Vol48

高山植物写真コンテスト・最優秀賞「ハクサンイチゲ」海野淑子(東京都)
高山植物写真コンテスト・最優秀賞
「ハクサンイチゲ」海野淑子(東京都)

特報

「日本高山植物保護協会事務局」の事務所が移転しました。  長い間事務局には駐在の職員がおらず、会員の皆さんには大変ご迷惑をお掛けしていましたが、このほど新しく事務所を構えましたことをご報告いたします。  また会員のメンバーがボランティアで駐在してくださることになりましたので、連絡や情報提供にご利用ください。


NEWS

会員の渡辺玉枝さんが「植村直己冒険賞」を受賞!

50歳を過ぎてから8000メートル級の高山に挑戦、2004年5月8000メートル級では5座目のローツェに65歳で登頂、2002年に女性最高齢でエベレスト登頂成功など、数々の高山にシェルパや有名登山家などの案内に頼らない個人で登り、この功績が評価され、兵庫県が創設した「植村直己冒険賞」を受賞しました。 東京都内で受賞式に望んだ渡辺さんは「これまで、一緒に登ってくれた人の応援があったから受賞できました」と喜びを語っていました。現在、渡辺さんは故郷の山梨県富士河口湖町に戻り、「ヒマラヤから帰って富士河口胡町に着くと周りの緑がすごくきれいで感動します」と故郷への思いを語っていました。 (山梨日々新聞記事より抜粋)


お知らせ

会員から~高山植物観察会のお知らせ

八ヶ岳
日時 平成17年6月18日(土)~19日(日)【1泊2日】
場所 八ケ岳(美濃戸口~行者小屋~赤岳~頂上小屋~横岳~硫黄岳~美濃戸
加賀白山
日時 平成17年7月23日(土)~24日(日)【1泊2日】
場所 加賀白山(別当出合~甚之助避難小屋~南竜ガ馬場~室堂~御前峰~大汝峰~千蛇ケ池~室堂~殿ケ池避難小屋~別 当出合)
申し込み先   〒444-0858  愛知県岡崎市上六名1の1-1 明神橋住宅501号
杉浦直樹
電話0564(53)1302
Eメール sugiuara_naoki@yahoo.co.jp

日本高山植物保護協会伊那谷支部設立5周年記念

高山植物写真展
会期 平成17年6月25日~7月10日
会場 駒ヶ根総合文化センター内駒ヶ根市立博物館ロビー  事務局  JAFPA伊那谷支部 片桐勝彦

高山植物写真コンテスト・優秀賞・入選作品

優秀賞「シシウド」 松森乙彦(愛知県)
優秀賞「シシウド」 松森乙彦(愛知県)
優秀賞「チシマギキョウ」 片桐勝彦(長野県)
優秀賞「チシマギキョウ」 片桐勝彦(長野県)
入賞「チングルマ」 本條武志(東京都)
入賞「チングルマ」 本條武志(東京都)
入賞「ツリフネソウ」 海野淑子(東京都)
入賞「ツリフネソウ」 海野淑子(東京都)
入賞「ミズバショウ」 海野淑子(東京都)
入賞「ミズバショウ」海野淑子(東京都)
入賞「ニリンソウ」 松森乙彦(愛知県)
入賞「ニリンソウ」松森乙彦(愛知県)
入賞「キンロバイ」 山口一昭(宮城県)
入賞「キンロバイ」 山口一昭(宮城県)

総評

 今回は新人の応募者が数名あり、しかもレベルが高く、常連の応募者を脅かしているのは誠に頼もしく今後に期待がもてます。撮影場所も1カ所に集中せず、関西の伊吹山から北海道のアポイ岳までと広範囲にわたり活動しているのはさすがJAFPAの会員だなと感心しました。   技術的にはしっかりしたフレーミングで無駄のない画面構成のものが多いのですが、露出が不安定なものがいく点かありました。特に白い花の写 真は、露出オーバーで花の調子が飛んでしまったものが多く見られました。白くて小さい花ほど気をつけましょう。
(審査 村松)


高山植物一口メモ

サクラソウ(サクラソウ科)
サクラソウ(サクラソウ科)

馴染みの深い花で有るが、最近野山で見かけることが少なくなった。元々山麓の湿った雑木林の林床などに咲く花であるため、ゴルフ場や、リゾート開発で生育地が狭められてしまった。八ヶ岳山麓の清里高原や野辺山高原などでは何処にでも有ったが、今は殆ど目に付かない。  ピンク色で5弁に見える花は、桜になぞらえて名前が付けられたが、花弁の下は筒状になっているので離弁花でバラ科のサクラとは縁の無い合弁科の花である。  古くから、荒川の河川敷などにも群生地があり、江戸時代の園芸ブームにはサクラソウの人気が出て、200種とか300種の品種が造り出されたと言う。今でも埼玉 県の田島ヶ原には群生地があり、国の天然記念物として保護されている。しかし、本来は山の夏緑林帯が育成地なので上流から流れ着いて居ついたものと思われる。  サクラソウの仲間は、北半球の湿帯から寒帯に分布し、特に中国東北部からシベリア東部の寒帯に多く、世界で約500種くらい有るといわれる。  日本ではこの仲間は14種11変種あるが、このうち高山で見られるものはクモイコザクラ、ハクサンコザクラなど9種類ほど知られている。
絵・遠山若枝  文・村松正

このページのトップに戻る