JAFPA NEWS(会報)

JAFPA NEWS Vol50

指導者研修会の記念撮影
指導者研修会の記念撮影

南アルプス市に平成15年3月開館した「南アルプス芦安山岳館」にて、講義研修が開始された。


新しい年のはじめに

 2006年の初春、まずおめでとうございます。ですが、戦乱、暴動、自然災害、社会的不正、少年少女への迫害、その少年少女の犯罪等々、多種多様の凶悪犯罪、ありとあらゆる悪と不幸な出来事に見舞われた2005年を振りかえりますと、世の無情と人心荒廃をいやが応にも思い知らされ、これではならないと自らの心を強く保持しなければと改めて自覚させられる日々でした。こうした出来事の蔭につい隠されてなおざりにされているのが、自然保護と地球環境改善への対策であり、そのことへの啓蒙です。

「特定非営利活動法人 日本高山植物保護協会」はこうした乱れた社会および地球情勢下にあっても、高山植物という小さくあえかな生物、そして貴重な存在である高山植物を守るべく努めてまいりました。  発足して17年目の今年、それまで遅々とした歩みではありましたが、社会にこの貴重な植物の存在を知らしめ、自然保護運動のさきがけとなってきたことには、大きな自負をもってよいのではないかと考えます。  日本における「絶滅に瀕する種の保全に関する法律」を制定させ、その中に多くの植物を指定させ、その功績を認められて、環境省や山梨県その他から多くの表彰も戴いてまいりました。  現在、「特定非営利活動法人」の名のもとに、さらにその活動範囲を拡大するべきときであり、そのことに努めております。  新年となりましたいま、私たちはみな心を一つとして、「この小さないのちを守ることこそ文化の第一歩である」をモットーに、さらなる拡充前進を続けて行きたいと考えます。
NPO法人日本高山植物保護協会 会長


NEWS

「山梨県県政功績者表彰」を受賞!

山梨県県政功績者表彰写真
山梨県県政功績者表彰写真

平成17年11月20日 山梨県が主催する「県民の日」に県政に功績のあった個人・団体に表彰状が授与されました。 NPO法人日本高山植物保護協会が永年の自然保護に貢献した実績を評価され団体表彰となり、表彰状が白 会長に手渡されました。  JAFPAは山梨県に本部を置き、山梨県民のみならず全国の人々に対し、自然保護思想の普及に努め、特に山梨県においては南アルプスを中心に貴重な高山植物の保全管理並びに保護増殖等の調査研究を行っています。また、この実績を生かして全国の高山植物を調査・研究している団体や大学との連携も図り、 情報交換など交流を広げています。これからも会員の皆様と共に全国的な自然保護運動を拡大していきたいと思います。


フォトギャラリー

会員の方々からの年賀状
会員の方々からの年賀状

高山植物一口メモ

シラネアオイ(シラネアオイ科)
シラネアオイ(シラネアオイ科)

登山シーズンが始まる少し前の梅雨の頃、ひと気のない沢沿いの斜面に、草丈に似合わず4センチほどの大きなピンクの花を咲かせる。思わず足を止めて見入ってしまう程きれいな花で、まるで園芸種のようである。  以前は、キンポウゲ科に分類されていたが、染色体の数や果実の裂け方の違いでキンポウゲ科から独立した「シラネアオイ科」とされ、1科1族1種の日本特産種となった。4枚の花弁のような花は実はがく片で、これはキンポウゲ科と同じである。本州中部以北の雪の多い日本海側や北海道に分布している。ミヤマハンノキ林の林床や林縁、雪渓の縁で雪解けと同時にサンカヨウなどと一緒に咲いていることが多い。
文・村松正文 絵・遠山若枝

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